森林警備員が奇妙な動物を見つけます - どんな動物かわかってビックリです! - TopWomenMagazine

森林警備員が奇妙な動物を見つけます - どんな動物かわかってビックリです!

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テキサス州に住む森林警備員は、野外カメラの一台に非常に特別なものが映っていることに気づきました。今まで見たこともないような動物がカメラの前を横切って行ったのです。それがどのような動物であるかを知った警備員は、びっくり仰天しました。

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森林警備員のマークは、今までそんな珍しい動物を見たことがなかったので、最初は自分の目が信じられませんでした。鹿とネズミ類が混ざったような動物でしたが、そんなはずはないですよね?!森に出かけて調べて見ましたが、問題の生き物についてはまったく手がかりがありませんでした。

詳しく調査をした結果、それがどんな生き物かが分かりました。その発見は、生物学者たちの大変な注目を集めました。皆が、目を見張るようなマークの発見に感心しました。間もなくマークはテキサス州ヒューストンでの会議に招かれ、その動物について具体的に説明する機会を与えられました。

昨日までのマークは、自分の野外カメラの動画を興味本位でYoutubeに投稿するような、ごく普通の森林警備員でした。ところがそんな彼が、今やヒューストンで、真剣な眼差しの聴衆男女の前に立っているのです。

新しいことが次々と目まぐるしく起こり、マークは信じられない思いでした。でも、自分が何か特別なものを発見したということはよくわかりました。それは、彼のひと言ひと言に真剣に耳を傾けている生物学者たちを見れば明らかでした。マークはこう話を始めました。

「それは、その日の朝、いつもどおり散歩をしている時に起こりました。」

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ソース: Twitter

マークは毎日定期的に森を巡回していました。森林警備員としては、周囲をよく観察できなければなりません。木が病気だったり、若者たちが散らかったゴミを残したりしているのは日常茶飯でした。ゴミを掃除し、病気の木を治療し、悪質な状況については警察に報告するのがマークの仕事だったのです。

でも、大抵の場合、森での時間は静かに流れてゆきました。マークには、恋人に電話したり、野外カメラの録画を確認したりする時間がありました。カメラには、可愛い動物たちの活動がよく映っていました。時にはそうした動画をYoutubeに投稿することもありました。その作業にはなかなか時間がかかりましたが、動画によって彼が名前を知られるようになることもあるかもしれません。マーク自身も「まさか」と思っていました。でも、思いがけないことはあるものです。

そしてある日、何かが突然、視界の隅を横切りました・・・

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ソース: pixabay

それは、マークが見たこともないようなスピードで茂みから飛び出してきました。生物学者たちは、野外カメラの画像を繰り返し再生しながら、その動きの速さについて互いに議論しました。

マークはカメラをつかんでその動物の後を追おうとしましたが、気づいた時にはもう消え去ってしまっていました。

「この動物を見つけなくては。これは完全な新種なので、詳しく調べる必要があります」と、部屋にいた生物学者のひとりが叫びました。明らかに、マークは知らないうちにとても特別な生き物を発見していたのです。でも、その後でこの動物がどれほど特別なものになるかなど、誰も予想していませんでした。

マークと生物学者たちの一団は、マークの故郷とあの特別な森に向けて飛行機に乗り込みました!

stocksy

ソース: stocksy

マークの生活はあっという間に目まぐるしくなりました。Youtube動画を作っていた彼の静かな毎日は、森の中で静かな散歩を楽しみながら彼女に電話することと合わせてすっかり過去の話になってしまったようでした。

いま、森全体がこのユニークな生き物を探す人々でごった返していました。あの生き物を見つけることはできるでしょうか?何年も森を保護してきたマークですら、あの新種の動物を見たのはこれが初めてでした。ところがその時、無線に連絡が入りました。

「みんな急いで!こちらに来てください。あれを見たかもしれません!」

freepik

ソース: freepik

20名ほどの生物学者とマークがその場所に駆けつけました。でも彼らが到着したのは、あの動物がすでにいなくなってしまった後でした。でも、動物はある重要なヒントを後に残していました。

前の晩に雨が降ったことで、泥の中にあの生き物の足跡がくっきりと残っていたのです。

今度はマークの出番でした。森林監視員であるマークは動物の足跡をたどる経験が豊富で、その経験がここで役に立ちそうでした。

マークは土の上にかがむと、動物が付けた足跡をたどり始めました・・・

onzenatuur

ソース: onzenatuur

努力が実を結ぶのに、そう時間はかかりませんでした。足跡がかなりハッキリ残っており、動物に追いつくのは時間の問題かと思われました。その時、マークはある特別なものを見つけました。

「ここに別の線が2本ついています。もうひとつのよりも小さいですが、同じ種類の動物のものに違いありません。」

マークの後ろからついてくる生物学者たちの目が輝きました。15分ほど慎重に調査を続けたところで、一団はある奇妙な音を耳にしました・・・

wearewildness

ソース: wearewildness

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それは、マークも生物学者たちも、かつて聞いたことがない鳴き声でした。それは、まったく新しい種類の動物が立てている、前代未聞の音に違いありません。マークの耳に、生物学者のひとりが「まったくワクワクしますね!」とささやくのが聞こえました。

マークは倒れた木の横にかがみ込むと、少し離れたところに見える、ポッカリと掘られた穴を指差しました。

その場所は、あの動物が住んでいるところに違いありません。マークがじっと穴に目を据えていると、何かが動くのが見えました・・・

elements

ソース: elements

確かに、あの動物です!大きさはビーバーほどですが、見た目はとても小さい鹿のようでした。その場にいた生物学者たちは、もうこの新種の名前の候補について議論を始めていました。その時、仰天するような言葉がマークの耳に入りました。次のような言葉が聞こえてきたのです。

「研究所であの生き物をテストすれば、もっといろいろなことがわかるでしょう。捕まえたらすぐにヒューストンに連れて行かなければ。」

マークは、彼が耳にしたその話に同意できませんでした。無垢な何の疑いも持たない動物をこの自然の住みかから引き離すなど、完全に彼の原則に反していました。

今すぐに止めなければなりません!

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ソース: shutterstock

ちょうどその時、幸いにもひとりの生物学者の長靴が小枝を踏み、その音を聞いた動物は巣穴に駆け戻りました。

その間に、マークはある計画を思いつきました。動物の足跡をたどることができるのはマークだけであるという事実が、彼に有利をもたらしました。

マークは、この巣穴はいろいろなところに通じているはずなので、手分けして捜索エリアを広げてみてはどうかと生物学者たちに提案しました。もっと手早くあの動物を見つけることができるようにという口実でした。

独りになったマークは、急いで恋人に電話を掛けました。トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル・・・

shutterstock

ソース: shutterstock

呼び出し音が鳴り、恋人のアンバーが電話に出ました。

「アンバー、今すぐに森に来て欲しいんだ。倒れた木の横の、僕たちがファーストキスをした場所だ。罪もない動物をとんでもない奴らが捕まえようとしてるんだ。僕があいつらの目を逸らしている隙に、あの母子をここから逃がしてやりたいんだ。」

アンバーは何も尋ねませんでした。2人で野生動物をハンターから救ったことがあり、何をすべきかわかっていました。アンバーはできるだけ静かに森の端に車を駐め、トランクから移動用の檻を取り出しました。

アンバーは静かにことを運ぶ必要がありました。探索をしている生物学者たちに気づかれてはなりません・・・

istockphoto

ソース: istockphoto

アンバーは、動物の母子がいる巣穴から5メートルほどの所にやってきました。マークが周囲を監視します。いつ悪い事態が起こるかもしれない緊迫した状況でした。

もう少しでアンバーが巣穴にたどり着くというところで、突然生物学者のひとりが姿を現しました。まだ誰も何も発見できていなかったので、何か見つかったかどうか、マークに尋ねようとしたのです。マークは咄嗟に鼻血が出たフリをしましたが、急いで手を打たない限り、アンバーは見つかってしまうでしょう。最悪の場合、マークが彼らを欺いていたことを感づかれたうえに、あの動物を見つけられてしまうかもしれません。

その時、意外な救いの手が、意外なところから差し伸べられました・・・

focusedcollection

ソース: focusedcollection

1本の木の陰から、大きなクマが姿を現したのです。生物学者たちは、どう逃げればいいのかわかりませんでした。マークはこのおとなしい灰色熊を知っていたのですが、それは生物学者たちが知らなくてもいいことです。マークと共に、生物学者たちは安全に避難しました。

巣穴から遠ざかりつつ肩越しに見ると、アンバーがあの動物と子どもたちを移動用の檻に入れているところでした。ミッションは成功しました!すべきことはあとひとつ・・・

outsider

ソース: outsider

日が暮れ始め、マークは捜索を止めて家に帰るよう生物学者たちに言いました。生物学者たちは、マークなしで何週間も森中を探し回りましたが、あの特別な動物の足跡は二度と見つかりませんでした。

それもそのはずです。アンバーとマークは、あの動物と子どもたちを私有している森の一角に密かにかくまっていたのです。彼らが誰にも邪魔されることなくそこに住み始めてもう数年経ちます。

動物の母親は、時折マークの野外カメラの前に現れますが、マークはその画像を自分だけの楽しみに留めています。

「動物は研究所ではなく自然に属するものです。それがこの可愛い動物のいるべき場所なのです。」

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